大学共通テスト サイエイの先生が受けてみた!
サイエイの先生が大学共通テストを解いてみた!
みなさん、こんにちは。サイエイ・インターナショナル南浦和校の講師の前田明音です。毎年この時期になると、受験生だった若かりし(?)頃を思い出します。特に科目の多いセンター入試は、各科目の勉強のバランスを取るのが大変だった思い出があります…。
このたび、2021年にセンター入試から取って替わった大学共通テストの英語問題を実際に解いてみました。従来の入試問題や英検との相違点や対策方法などをレポートしてみたいと思います。
とにかく問題量が多い。速読力が合格のカギ!
単語・文法レベルは英検2級程度です(英検準2級程度の問題もあり)。問題数が多く、英文も長いため、高得点を取るには英検準1級を合格するくらいの速読力が必要です。それもそのはず、80分の時間の中で長文が10題あり、英検1級を所持している私でさえも、一通り解くのに60分、見直し含め70分弱かかりました。リーディング部門の全体の単語数は英検2級の2倍近くあるのです!
共通テストでは従来の発音問題や文法問題、日本語に訳すような問題は一切なく、様々な文章、資料をスピーディーに読み取り、英語の質問に英語で答えていく形式になっています。従来の「大学受験英語」のイメージとは大きく異なり、英検やTOEICにグッと近くなった印象です。普段から速読やリスニングの訓練をしているサイエイ生の皆さんにとっては、かなり有利な試験形式と言えると思います。
多彩な問題形式。「英語で考える力」が試される。
学校行事の案内や、スポーツ用品の広告、クラブのニュースレター、室内レクリエーションの準備に関するブログ記事、プレゼン用のスライド、科学的な説明文など、実に多彩な問題が出題されています。問いを確認してから、素早く要旨を読みとったり、図表から答えを導きだしたりと、まさに「英語で考える」力が試されています。「じっくり読んでいるヒマはない!」という感じです。
グラフや表も多く、多彩なリーディング問題
200点満点中100点を占めるリスニング問題は、難易度的には英検2級~準1級程度で、サイエイの準1級クラス生にとっては取り組みやすく感じるでしょう。英検とは異なり、話者の意見をまとめる問題、グラフの読み取り問題などバラエティーに富んでおり、「素早い判断力と実践的な思考力」が問われています。英検と言うよりは、TOEICの問題形式に近いかもしれません。
ここで、大学
共通テストと、「高校卒業テスト」とされる英検2級の違いをまとめて見てみましょう。
※2021年度の共通テストと英検2級問題を比較したもの。
サイエイ・インターナショナルHP『Dr. Tomoが大学共通テストを斬る 2021』より抜粋
まとめ 大学共通テストとは
- 従来の「受験英語」とは全く異なり、「語彙力・速読力・速聴力」が問われる。
- 難易度: 英検2~準1級。読み込む英文の量は英検2級問題の約2倍!
- 出題形式: 単語問題、文法問題、英作文はなく、すべて文章読み取り問題。グラフ、図、表、広告などが多く、多彩な出題内容。
大学共通テスト攻略法
- 読む、書く、聞く、話すの「英語4技能」を鍛える。
※東京都では、昨年から都立高校の入試に『スピーキングテスト』を導入。
- 速読力が必要 = 日本語を介さず、英語のまま理解する力が必要。
- 幅広い「単語力」が大きな得点力の差。
- 高校1~2年生のうちに英検準1級を取っておくことが、大学受験成功のカギ。
英検準1級は多くの大学で優遇措置
サイエイの「トレーニング型レッスン」で『英語で考える力』を養い、英語を一生の武器にしましょう!
サイエイでは、この春、『大学共通テスト対策クラス』がスタート! まずはぜひ見学をしてみてはどうでしょうか。